2013年02月06日

エマニエル夫人

こんばんは。


昨夜は『エマニエル夫人』を観ました。

1974年、フランスの映画。
同名小説を、ジュスト・ジャガンという監督さんが映画化した作品。


で、まあ、うーん。

フランス人の美しい女性、エマニエル(シルヴィア・クリステル)は、タイの大使館に勤める外交官・ジャンとの結婚のため、はるばるバンコクまでやってきた。
ジャンは男女の交際についてとても自由な考え方をしており、エマニエルにも貞操観念を強要することはせず、好きに人生を過ごせばよいと諭すが、当のエマニエルは困惑するばかり。

そんなエマニエルだが、大使館に集まる様々な価値観の人々と出会うことで、少しずつ考え方も変わり、次第に自らの欲求を認め・解放する、大胆な女性に変貌していく・・・。


いやー、笑える映画だった。

もっとこう、官能的で悩ましいムーディな話なのかなと思ったけれど、全然そんなことはなかった。
当たり前のように素っ裸になる女性たち、何の前触れもなく突然おっぱじまる○○行為、同性愛やいわゆる青○もなんのその、繰り広げられるアブーマルな性癖の数々・・・。

映像だけ観ればまだこう、ムラムラというか、ドキドキしてしまう部分もあるかもしれないけれど、いちいち音楽がね、「ズンズンズン・・・♪」てね、笑わせにかかってくるんだよな。
どんなにシリアスなベッドシーンでも、この音楽が鳴るだけで台無し。


映像やセリフも、これぞおフランス!といった感じで。
とてもラフに仕上がった映像感、概念的で詩的なセリフの応酬。
上述の音楽や、突拍子のないキャラクターの皆さんとあいまって、序盤から中盤までは本当、これでもかというほど笑わせてもらいました。

終盤以降は、マリオさん(彼のシリアスなキメ顔がまた笑える)がご高説なさっているお話の内容がさっぱり理解できない、というか頭に入ってこなくて、とっても冗長に感じてしまったので、90分という短めの尺にも関わらず、どうも胃もたれしてしまった感が否めません。

ストーリー的にも尻切れ感があって(最終的なジャンとエマニエルの関係性を描いたシーンが欲しかったですね)、まあトータルで“ヘンな映画”でした、という感じ。


これ、当時は世界中で大ヒットだったそうなのだけれど。
いったいどういうところがウケたんでしょうかね?
当時はまだ、これだけストレートな、エロティックな描写というのが珍しかったのでしょうか。
そういう意味合いでなら、ヒットも納得できなくはないけれど。

確かにエマニエルはとっても美人で、スタイルも抜群で、それだけじゃなく、キャラクターに合ったイノセンスというか、ノーブルな雰囲気もあって、とても魅力的でした。
でも、うーん、私が感じたこの映画の魅力って、それだけだな。
シュールコメディとして観たらもっと好印象だったかもしれないけれど。


原作の解説をパラパラと読んでみると、女性の性に対しての意識改革とか、いやもっと根源的な“人間の性”についてのイデオロギー的なアプローチであるとか、そういうことを試みた作品であるみたいなのだけれど(そういう、哲学的な思考や作品というのはむしろ好物なのだけれど)、少なくともそーいう高尚な雰囲気や内容の映像化には成功していないと思う。

フランス映画って、割とこういう、(無駄に)エロスな話が多い印象ですが、フランス人って本当に普段からこういうこと考えて生活してるのかな・・・。


これ、続編もあるみたいなんですが、観た方がいいのでしょうか?笑
おすすめされる方がいらっしゃったら観てみたいと思います。


実におやすみなさい。
ラベル:映画
posted by ゆん at 22:30| 神奈川 ☁| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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